新型コロナウィルスの影響により一見「3密」に該当しないと思われていた「登山」においても自粛の動きが出ていました。
室内ではないものの、登山するために山まで公共交通機関で移動する人もいますし、場所によっては密集してしまうこともあります。
さらに、ニュースでも取り上げられていたように登山客が山で遭難し救助隊に助けを求めたことも大きな批判の的になったりもしました。
そもそも「登山」自体は「不要不急」に該当する行動に分類されており、実際にケーブルカーやリフトなどを運休停止にするところもありました。
登山再開に向けての具体的な対策案
緊急事態宣言が39都道府県で解除され、5月21日には他の8都市においても解除される可能性も出てきました。
とはいえ、新型コロナウィルスが完全に終息したわけではないため、今後も「気の緩み」がないような生活様式が求められます。
そんな中、登山再開に向け『山岳医療救助機構』は【登山再開に向けた知識】を発表しました。
【登山再開に向けた知識】とは?
出典:山岳医療救助機構
上記のように資料は約8つの大きな項目で構成されています。
マスクや消毒液、防護服など様々な項目ごとに細かく内容が整理されています。
登山を再開させるためには、まず新型コロナウィルスの特徴を正しく把握し、それに対する対策を取って行くことが重要です。
「6.登山者に向けて」
今回は私たち市民が大きく関わる項目の「6.登山者に向けて」について少し深堀したいと思います。
出典:山岳医療救助機構
マスクの素材や付けるタイミング、ソーシャルディスタンス、手洗いについて主に記載されています。
また、登山者が準備すべき持参品の一覧も記載されているため、今後登山する予定のある方は参考にしてみてください。
※枕にウィルスが多く検出されるというのは初耳の人も多いかもしれません!
まとめ
近所の公園等で散歩やジョギングはOKと当初から言われていましたが、その延長で登山もOKと認識していた方もいたと思います。
実際に、公園等においても地域によっては人混みで密集してしまっているところもあったため、人の少ない山に目が向いた人もいるのではないでしょうか?
しかし、冒頭で述べたような様々な理由から登山も実質自粛の流れになり、行き場を失っている人も多いかもしれません。
今回の緊急事態宣言の解除とともに登山は再開に向けて動いていくと思われますが、その際に【登山再開に向けた知識】をしっかり浸透させて第2波を防いでいく必要があるでしょう。