新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、旅行会社による「海外ツアー」などがすべて中止になる事態になっています。
海外旅行会社で知名度の高い会社といえば「JTB」や「HIS」などがありますが、各社ともに4月出発分の海外ツアーの中止を決定しています。
現時点での新型コロナウィルスの感染拡大を考えると、海外旅行やツアーなどは中止になっても仕方がない部分が大きいですが、旅行会社や宿泊施設など観光産業にとっては非常に厳しい展開です。
いつまでの海外ツアーが中止?
各旅行会社によって海外ツアーの中止や延期など詳細な日程はバラバラです。
一例を挙げるとすると、
JTBが4月末までの出発分に関して、すべての海外ツアーの中止を決定しています。
また、HISに関しては少なくとも4月26日出発分までの海外ツアーの中止を決めているようです。
観光業界がやばい?
新型コロナウィルスの感染拡大により、上記のように旅行会社のおいて海外ツアーが中止になっている他に、ホテルや旅館などの宿泊施設も大打撃を受けています。
とある調査結果では、旅行会社の予約が3月~4月で約70%落ち込み、ホテルや旅館においても前年比で予約状況が30%以上落ち込むところがほとんどのようです。
宿泊施設の中には予約が90%以上ダウンしているところもあるようです。
東京オリンピックが延期になったことで、オリンピック施設関連の宿泊施設などは7月~8月にかけてほぼ100%の予約キャンセルが予測できるためさらに深刻な状況かもしれません。
政府が自粛要請と同時にこのような打撃を受けている業界への補償を約束してくれれば事業者も納得して事業を休止もしくは縮小できるのではないか?と思います。
まとめ
今回は新型コロナウィルスの感染拡大に伴う観光産業について焦点を当てましたが、他にも飲食店や小売店、エンタメ業界など、様々な業界が打撃を受けています。
新型コロナウィルスが早く収束してくれることが一番良いですが、世界中の様子を見る限り長期戦になることが予測できます。
新型コロナウィルスで直接感染して死亡してしまうケースも防がなければなりませんが、新型コロナウィルスの影響で経済的に圧迫され生活できなくなる人が大量に生み出されてしまうのも非常に大きな問題です。
国民一人一人が新型コロナウィルスに感染しないように意識を持って行動することが大切ですが、それと同時に政府においても適切な対策を講じてもらうことを期待したいところです。