【海外移住】年金・健康保険・住民票はどうする?経験者が語る必要な手続き!

こんにちは。ペルー在住のRyotitaです。

突然ですが、海外移住を考えている方、海外移住が決まった方で年金や住民票などの手続きなどで悩んでいる方はいませんか?

移住の際はいろいろと手続きがありますが、なかなか身近に聞ける人はいないかもしれません。

ということで今回は「海外移住」の際に必要になってくる日本での手続きについて解説します。

さらに、海外に持っていった方がいいもの、ペルーの病院事情も解説します。

まずは国民年金の支払いはどうすればいいのか。住民票は抜いた方がいいのか。などをみていきましょう。

海外移住する前の日本での手続き

査証(ビザ)

当然のことですが、外国で長期滞在する際、ビザが必要になります。

国によってビザの取得方法や必要書類などは違います。

就労ビザを取得する場合、日本の在外公館でビザを取得してから渡航するケースが多いと思います。

ビザは海外移住の際に必要なものなので、申請方法/場所はしっかりと確認しておきましょう。

以前にも書きましたが、ペルーで結婚、そのまま現地で配偶者ビザを取得する場合は事前のビザ取得はなく、”観光”でペルー入国後に必要手続きをすれば問題ありませんでした。

パスポートの新規申請・切り替え申請

パスポートも海外渡航には必要不可欠なものです。

発給には時間がかかることもあるので、余裕をもって取得しましょう。

長期滞在のビザを取得前に移住先へ渡航される方は、パスポートの”残存有効期限”のチェックをしておきましょう。

あまりに有効期限が少ない場合は、入国時に問題になるかもしれません。

残存有効期限が少なくとも6ヶ月以上でないと入国出来ない国が多くあります。

免許証の更新

海外移住する方でも、一時帰国時に運転などで免許証が必要な方は免許証の更新をしておきましょう。

通常は誕生日の1ヶ月前後が更新可能な期限ですが、海外在住・渡航などの事情がある場合、必要書類をもって行けば、通常の更新期限以外でも更新は可能です。

免許証の更新は日本国内のみ可能ですので、必要な方は忘れずに行いましょう。

渡航前、国際免許証を取得する方もいると思いますが、長期滞在ビザ所持者は国際免許証ではなく、現地の免許証を取得しないといけない国もありますので、前もって確認しておきましょう。

海外転出届

これは海外で長期滞在する方が、住んでいる市町村の役所へ提出するものです。

海外転出届けを提出するということは、いわゆる「住民票を抜いた」状態になります。

原則、1年以上海外へ滞在する場合、転出届を提出しなければならない。となっています。

ただ、転出届を提出しなかったからといって犯罪になるわけではありません。

転出届を出した場合、どういったことが起きるのかを以下で説明していきます。

↓↓↓

国民年金の支払い義務がなくなる…転出届を提出すると、国民年金の支払い義務がなくなります。しかし、義務がなくなるだけで、希望者は加入することが出来ます。支払い方は口座振替か、家族に納付をお願いしておきましょう。

国民健康保険に加入できなくなる国民健康保険に加入できなくなるとうことは、日本で病院に通う場合、保険が効かなくなります。しかし、保険料を払う必要はありません。海外在住者でも転出届を提出せず、保険料を支払い続ければ、国民健康保険るに加入したままでいることも可能です。

マイナンバーカードの返納…転出届を提出すると、マイナンバーカードも返納しなくてはいけません。

海外移住する方で、転出届を提出しようか迷っている方もいると思いますが、1年、2年ほどの滞在後に帰国を考えている方は、転出届を提出しなくてもいいと思います。(税金の支払いをしてくれる家族がいない方は要注意)

それ以外の方で、移住先からの一時帰国以外で日本に滞在することを考えていない方は税金の支払い面などを考慮し、転出届を提出しておくほうが良いでしょう。

また、この「海外転出届」ですが、渡航前は数年の滞在を考えていたものの、予定が変わり滞在期間が伸びたから海外転出届を提出したい場合など、申請者本人が外国に居る場合でも家族が代理に提出することが可能です。

※海外転出届を提出後、上記の税金の支払い義務はなくなりますが、移住後でも移住した年度の住民税は支払わなくてはいけません。家族や友人で、頼れる方に納税管理人になってもらうなどして、住民税の支払いをしましょう。

以上が海外移住する前の日本での主な手続きになります。

いざ海外移住した際に日本から持って行った持ち物

コンタクトレンズ

南米(チリとペルー)だとコンタクトレンズが日本よりも割高です。

また、処方箋がないと購入できないことが多いので、日本で多めに購入してから持って行く方が良いでしょう。

耳かき

綿棒はスーパーに売っているのですが、私たちが使うような耳かきは売っているところを見たことがありませんので、耳かきも日本から持って行った方が良いでしょう。

筆記用具

南米でも日本メーカーのものが売られていますが、品質は日本で売られている同じメーカーのものより劣る気がします。

日本で売られている筆記用具は全体的に高品質なので、日常的に使用する方は多めに持っていくことをおすすめします。

洗濯ネット

これもおそらく海外ではあまり売られていないと思います。

日本などから輸入しているお店もあるのですが、もちろん割高になので、必要だという方は日本の100円ショップなどで購入しておくのが良いと思います。

爪切り

何度かこちらの爪切りを使いましたが、日本で売られているものの方が切れ味が良かったので、日本の爪切りがあると良いかもしれません。

ペルーの病院事情

ペルーの医療レベルは都市や地方、私立病院か公立病院かでバラツキがありますが、全体的に先進国に比べて高くありません。

レベルの高い病院で治療を受けたい場合は、高い診察料を払って私立病院に行かなければなりません。

また、日系人協会が運営する病院には日本語を話せる医師が在籍しているそうですが、それ以外では基本的にはスペイン語でのやりとりになります。

在留外国人が通う病院などでは英語で対応してくれるところもあるそうです。

言葉に不安がある方は、日本で海外転出届を提出する前に健康診断や歯の検査、目の検査も済ませて自分の健康状態をチェックしておきましょう。

さらに外務省はペルーへの渡航者へ以下のようにワクチン接種を勧めているので、必要なワクチンを接種しておくのをオススメします。

赴任者に必要な予防接種(成人、小児)

常に推奨:

  • (a) A型肝炎
  • (b) 腸チフス

状況によって推奨:

  • (a) B型肝炎(医療従事者、治療の可能性がある場合、など。性交渉や血液を介して感染します。)
  • (b) 狂犬病(小児、洞窟探索など野外活動が多い、動物を取り扱う、遠隔地・地方に長期間滞在する、など)
  • (c) 黄熱病(次に該当する地域で、2,300m以下に滞在する年齢9ヶ月以上のすべての旅行者。アマゾン、ロレト、マドレデディオス、サンマルチン、ウカヤリ、プーノ、クスコ、フニン、パスコ、ワヌコ、その他。リマなどのアンデス西部や高地は一般的に推奨されない。)

(出典:外務省

まとめ

いかがでしたでしょうか。

海外移住の準備は普段しない手続きや、やらなくてはいけないことが多く、なにかと大変です。

さらに、身近に海外移住を経験したことがないという方も多くいると思うので、そういった方にはこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

海外移住で外国へ渡航すると、日本へは長期間帰られなくなると思うので、確認を怠らずしっかりと準備をしましょう。

それでChao! ¡Nos vemos!

最新情報をチェックしよう!
>「世界地図の99%を私たち家族はまだ知らない」

「世界地図の99%を私たち家族はまだ知らない」

日本人の私たちは世界の99%以上を知らないはずです。国名や地域名は知っていても現地の経済や文化、生活スタイルなどほとんど理解できていないのが普通です。 一生をかけても回り切れない広いこの世界を少しでも多く知るために日々世界に関するネタを更新中です。将来は世界中に友達ができるように世界一周旅行をするのが夢です!

CTR IMG