こんにちは。ペルー在住のRyotitaです。
海外移住する方は多くの手続きをしなくてはいけませんが、その中でも日本の銀行口座を解約するのか、移住はするけど念の為にそのままにしておくのか悩んでいる方も多いと思います。
日本の銀行口座にあるお金は移住先で必要であっても、さすがにすべて現金で持って行くわけにもいきません。
でも、銀行口座をそのままにして海外移住ってできるのか?
今回は海外移住時、日本の銀行口座はどうすればよいのかを解説します。
日本の銀行口座はどうする?
海外移住する際、日本の銀行口座をそのまま維持しておきたいと考えている方もいると思います。
しかし、日本国内の銀行では「口座開設は日本の居住者を対象」としいるため、原則として日本の非居住者は口座を解約しなくてはいけません。
海外移住の旨を銀行へ伝えずに海外移住し、銀行口座を維持したままにすることも不可能ではありませんが、海外転出時に解約を原則としている銀行では最悪の場合、口座凍結や利用制限をされる可能性もあるそうです。
正直なところ、口座凍結されたりすることはあまりないと思いますが、口座を維持しておきたい方はそういったリスクも考えておきましょう。
日本の口座が必要な場合
「原則は口座を解約」となっている銀行もありますが、日本の口座が必要な方もいると思います。
そんな方は海外居住者向けの口座サービスを提供している銀行の口座を開設または、手続きを行い口座を維持することが可能です。
以下が非居住者でも利用が可能な主な銀行です。
これらの銀行以外に海外居住者でも利用できる銀行はあります。
また、銀行によっては、月額(200円〜300円程度)の支払いや帰国予定がある方などの条件はありますので、利用される方は各銀行へ相談されることをオススメします。
日本で発行されたクレジットカードはどうする?
当然ですが、日本の銀行口座をすべて解約した場合は、基本的にはクレジットカードの所持もできなくなります。
口座を解約せずに移住した場合は、海外でのクレジットカードの使用も可能です。
しかし、長期で海外移住される場合、日本の口座に振り込まれるお給料などがなければ、口座から年会費や利用代金が引き落とされるクレジットは不必要、そして不便に感じます。
現地での口座は?
チリだと銀行口座を開設する場合、口座の種類によっていろいろな開設条件はありますが、RUTと言われるマイナンバー(国民、外国人居住者に割り振られる)のようなものがあれば、誰でも開設できる口座があります。
また、ペルーでも外国人カードを持っていれば誰でも簡単に開設できる口座はあります。
チリとペルーどちらの口座のキャッシュカードにもVISAデビットの機能が付いているため、キャッシュレス決済も可能です。
チリやペルーへ移住される方は、移住後、まずはこのような簡単な口座を開設するという手段もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私自身も移住した際、非居住者は銀行口座を解約するのが原則とは知らずに口座を維持したまま、日本で発行されたクレジットカードも持っていました。
しかし、現在は帰省以外で日本へ帰ることを考えていないので、使うことはないのに年会費のかかるクレジットカードは解約しました。
同様に、日本で収入のない海外在住者にとっては、日本の銀行口座も不必要だと感じます。
そういったことから、日本へ帰国することを考えずに海外移住される場合、個人的な意見としては、銀行口座とクレジットカードを解約されることをオススメします。
必要であれば、非居住者向けのサービスを利用することで、利用制限される心配なく口座が持てます。
この記事が少しでもみなさんの参考になれば嬉しく思います。
それではChao! ¡Nos vemos!