こんにちは、ライターのSteeです。
今回は、イタリアに留学して知った、「Aperitivo(アペリティーボ)」という文化についてお話していきます。
アペリティーボってなに?
Aperitivo(アペリティーボ)とは、「食前酒」という意味を持つイタリア語で、夕食の前にワインやカクテルを一杯ひっかけながら、楽しくおしゃべりしましょう。という習慣です。
夕方から夜にかけてバール(日本でいうカフェ兼バーのようなところ)へ行くと、アペリティーボを楽しむ多くのイタリア人たちを見つけることができます。
アペリティーボは食欲を増進させることが目的
アペリティーボは、アルコール(食前酒)を飲んで胃袋を刺激し、食欲を増進させることが本来の目的です。
人気のお酒は、
・アペロール
・カンパリ
・ベッリーニ
・ワイン
・ビール などなど。
アペリティーボを頼むと、おつまみもついてくる
お酒を頼むと、おつまみとしてチーズや生ハム、キッシュ、ピクルスなどなどおつまみも一緒についてくることが多いです。
人数分のおつまみを大皿に盛りつけてくれるパターンと、ブッフェ形式になっており自分で好きなものを取るパターンがあります。
このおつまみ、想像以上のボリューム感です。
日本人の感覚からすれば、これだけでディナーで十分、というくらいの量が出てきます。
実際にイタリアでは「Apri-Cena(アペリチェーナ)」という言葉もあり、
「Aperitivo(アペリティーボ)」+「cena(チェーナ:夕食)」を足して、「アペリティーボで夕食を済ましちゃおう」という意味になります。
主にイタリアの若者たちには、夕食としても愛されているようです。
アペリティーボを楽しみたいならミラノがおすすめ
アペリティーボのスタイルは、イタリアの食習慣と同じように、その土地によって異なります。
イタリアでアペリティーボを楽しむなら、断然ミラノがおすすめです。
バールが賑やかで、アペリティーボ用の料理もお酒も充実しているところです。
南へ行けば行くほど、「正しい」のアペリティーボを楽しめる場所を見つけるのは難しくなりますが、アペリティーボの文化はイタリア全土で定着しています。
ローマ、フィレンツェ、ナポリなど、多くの店が活気にあふれており、夜の人間観察にはもってこいです。
6時くらいになったらアペリティーボに繰り出そう
イタリアの夕食がスタートする時間は、大体8時から9時くらい。
この時間までに小腹を見たそうと始まったのがアペリティーボの文化です。
と、いうわけでアペリティーボの最もにぎわう時間は7時ごろ。
7時になると多くのお店が満席になっていることが多いので、少し早めの6時ごろから席を確保してゆっくり飲み始めるのがおすすめです。
まとめ
日本ではなかなかお目にかかれない「アペリティーボ」。
おしゃべりと食事が大好きなイタリア人たちの愛すべき文化の一つです。イタリアへ訪れる際は、ぜひ、挑戦してみてください!