みなさんこんばんは。NSKIです。
2022年もいよいよカウントダウン。毎年時間の経つのが加速している気がするのは私だけでしょうか。
12月に入ると一気にクリスマスムードが高まるのはどの国も同じですが、そんな中スペイン・バルセロナでは「Manga Barcelona 2022(マンガバルセロナ2022)」と題して12月8日~11日まで「マンガ祭り」が開かれます。
マンガバルセロナ
今年で28回目となるマンガ祭り。
例年ハロウィンの時期に開催されていましたが、今年はクリスマス前の12月に開催。
もともと12月8日は祝日で、スペインでは火曜日や木曜日が祝日だと週末と合わせて真ん中の月曜日や金曜日も学校や会社が休みになることがよくあります(こういう連休をスペイン語でPuente=橋と呼びます)。
そんな4連休に開かれるので、かなりの人出が予想されます。
スペイン最大のオタクイベント?
「マンガバルセロナ」は、スペイン最大級のアニメ・マンガイベントでヨーロッパでも何と2番目という規模を誇ります。
1995年に始まった時は1.000人程しか参加者がいませんでしたが、コロナ前の2019年には入場者数は過去最高の15万人を超えるほどになりました!
会場はバルセロナの中心に近い「スペイン広場」で、開園前から人気アニメのキャラクターに扮した若者たちが続々と押し寄せます。
来場者はスペイン全土、もっと言うならヨーロッパ各地からやって来るほどで、アニメ・マンガファンにとってはその年最大のイベントです。
気になる入場料ですが、4日間の通しチケットは46ユーロ(約6.600円)、1日券は14ユーロ(約2.000円)です。
知名度が上がってきているのと、コロナの影響からネットで事前に購入しておかないと、当日券の入手はほぼ不可能でしょう。
何があるの?
マンガや食べ物、キャラクターグッズを売るお店が出店するのはもちろんのことですが、それ以外にもコスプレコンテスト、カラオケ大会、アマチュアバンドの演奏など、日替わりでいろんなイベントが用意されています。
しかも今年は、「新世紀エヴァンゲリオン」のテーマソング「残酷な天使のテーゼ」を歌う高橋洋子さんが招待されています。
アニメファンからしたら、是が非でも生の歌声を聴いてみたいでしょうね。
コロナ前までは毎年著名な漫画家や歌手を日本から呼んでいたので、今年は久しぶりの盛り上がりを見せそうです。
過去にはAKBのメンバーも何人か出演しているんですよ!
マンガやコスプレだけでなく、日本武道の紹介や名前を漢字で書いてくれるブースなどもあり、「ちょっと真面目な」日本文化の紹介もばっちりです。
スペインにおける日本のマンガ・アニメ
今や日本のマンガやアニメは世界中で訳されていますね。
スペインでもドラえもんやドラゴンボール、なるとは不動の人気を誇りテレビでも何度となく再放送されています。
人気上昇、日本のマンガ
日本で流行っているマンガはどんどんスペイン語に翻訳されていますが、増版が追い付かないものもあるほどです。
マンガを買っているのは主に10代~20代の若者ですが、中には40代であろうサラリーマン風の人や小学生も交じっています。
日本で定価450円前後のマンガは、8ユーロ(1.150円)ぐらいの値が付くのでお小遣いで買うにはやや高い買い物ですが…..
少し前までは、いわゆる「マンガ専門店」に行かないと手に入りにくかったマンガも今では大きなスーパーの一角に「マンガコーナー」が設けられていて、人気シリーズならだいたい売っています。
特にこれからクリスマスにかけてかなりの売り上げが見込めるため、人気マンガは山積みです。
フィギュア人気
マンガ人気に便乗して売れ行き好調なのがフィギュアです。
日本でフィギュアというと、何だかオタク度大ですよね?
でもスペインではアニメキャラのフィギュアがおもちゃ屋さんにたくさん売られています。
もちろん子供には手が出ない本格的なものもあって、鍵のかかったショーケースに展示されている本格的なものもあります。
壁一面に並んだアニメキャラを眺めていると、自分がどこにいるのか一瞬わからなくなることがありますよ。
まとめ
日本で社会現象を巻き起こした鬼滅の刃。
映画「無限列車編」はアニメ映画としては異例の、字幕上映(吹き替えなし)をする映画館が続出でした。
通常外国映画はオリジナルバージョンを上映する映画館に行かないと観られないことが多いのですが、「鬼滅の刃無限列車編」は前評判が高かったためなのか、吹き替え上映する映画館の方が少なかったです。
そういえばこの夏大ヒットした「ONE PIECE FILM RED」も字幕上映の映画館が多かったように思います。
マンガ・アニメという非現実の世界ではあるけれど、そこから日本の国や文化に興味関心を持つ人がもっともっと増えてきたら嬉しいですね。