フィリピンは日本人の観光地としてだけでなく本格的に移住しようと思っている方にもオススメな国の一つです。
ですが、いざ移住となるとビザや永住権などの制約がつきものです。
今回は移住を検討するにあたり、フィリピンのビザや永住権について詳しくご紹介していきます。
フィリピンの永住権の種類や取得方法・費用について
フィリピンの永住権の種類は大きく分けると4種類です。
②リタイアメントビザ(SRRV)
③特別投資家ビザ(SIRV)
④クォータービザ
「SRRV CLASSIC」
「SRRV SMILE」
「SRRV HUMAN TOUCH」
という3種類になります。
・外国人就労許可証を取得すれば就労可能だということ
・年会費が360ドル必要なこと
・35歳以上で犯罪歴がなく医療検査をクリアした人でなければ取得できないということ
・SRRV CLASSIC→35歳~49歳は5万ドル、50歳以上で年金受給なしの人は2万ドル、50歳以上で年金受給ありの人は1万ドル(預金を不動産購入費用などの投資に転換可能)
・SRRV SMILE→2万ドル(預金は投資に転換不可)
・SRRV HUMAN TOUCH→1万ドル(預金は投資に転換不可)
③特別投資家ビザ(SIRV)
この辺がリタイアメントビザとの大きな差かもしれませんね。
フィリピンの永住権以外のビザ
①観光ビザ
滞在可能日数:59日間
→延長手続きを繰り返すことで最大3年連続で滞在できる。
【観光ビザ延長手続き費用一覧】(2020年)
滞在期間 | 延長手続き費用(1ヶ月毎に更新した場合) | 延長料金(2か月毎に更新した場合) |
1ヶ月(30日) | 0 | 0 |
2ヶ月(59日) | 3130ペソ(約6300円) | ー |
3ヶ月(89日) | 7590ペソ(外国人登録証費用含む) | 7590ペソ(外国人登録証費用含む) |
4ヶ月(119日) | 4150ペソ | 4150ペソ |
5ヶ月(149日) | 2430ペソ | 2930ペソ |
6ヶ月(179日) | 2430ペソ | 2930ペソ |
7ヶ月(209日) | 3840ペソ | 4340ペソ |
8か月(239日) | 3840ペソ | 4340ペソ |
9ヶ月(279日) | 3840ペソ | 4340ペソ |
10か月(309日) | 3840ペソ | 4340ペソ |
11か月(339日) | 3840ペソ | 4340ペソ |
12か月(379日) | 3840ペソ | 4340ペソ |
②就労ビザ
滞在可能日数:1年、2年、3年で更新手続きが必要
取得条件:現地で働く際は就労許可の取得と、会社の推薦状が必要
※起業することも可能。また本人+配偶者や21歳未満の未婚の子供に対しても適用可能。
③特別就労許可
滞在可能日数:最大6ヶ月
取得条件:現地のイミグレーションにて申請可能で、フィリピン国内で無報酬の労働をしていることが前提(研修や技術指導など)
④学生ビザ
滞在可能日数:大学や高等教育機関に通う日数に準じる
取得条件:18歳以上
まとめ
フィリピンは観光ビザだけでも最大3年間住むことができるため、移住を本格的に考えている方はまず観光ビザで数か月~1年くらい住んでみて本当に永住したいと思えば、永住権を取得する動きを取れば良いかもしれません。
他の国では観光ビザだけでは60日や90日が限界で、永住権を取得しようと思うと相当な労力もしくは大金が必要になるケースが多いです。
今後はフィリピンもビザに関して厳しくなっていく可能性もありますので、フィリピンへの移住に興味がある方は今のうちに行動しましょう。