こんにちは。ペルー在住のRyotitaです。
今回はペルーへ移住する方や移住を考えている方が気になっているであろう”言語事情”について解説していきます。
また、スペイン語での挨拶と簡単なフレーズを少し紹介します。
ペルーの公用語
実はペルーには3つの公用語があるんです。
1つ目は、言わずとしれたペルー全土で話されているスペイン語です。
スペイン語が話されている国は数多くありますが、ペルーで話されているスペイン語にはあまりクセがなく、聞き取りやすいと言われています。
2つ目はインカ帝国の公用語でもあったケチュア語です。
主にペルーとボリビアをはじめ、エクアドルやチリ北部で話されている言語です。
3つ目はアイマラ語です。
アイマラ族によって話されており、主にボリビアとペルーで話されています。
この3言語がペルーの公用語になっていますが、ペルー人であっても全員が学校でケチュア語やアイマラ語を学習するわけではないので、スペイン語が話せたら生活に支障はありません。
ペルーで英語は通じる?
ペルーでは観光地やホテル、高級レストランなど、特定の場所をのぞけば英語があまり通じないように思います。
もし、ペルーへの移住が決まった方、移住を考えている方はスペイン語を学んでおくほうが無難でしょう。
ホテル
ホテルの中でも有名な外資系のホテルや、外国人が多く利用するホテルでは英語は通じるでしょう。
また、安いホステルなどでも外国人バックパッカーが多いところでは、英語が話せる方がいます。
公共交通機関
リマにあるメトロや専用レーンの走るバス”メトロポリターノ”では、日本の電車同様に案内板を見ればスペイン語が出来なくても簡単に利用出来ると思います。
また、日本のように複雑な路線はなく、メトロもメトロポリターノも1路線ずつなので迷うことはあまりないでしょう。
バスや流しのタクシーでは、英語はほとんど通じないと思います。
さらに、バスは行き先の違う車両が数多く走っているので、慣れていない方が利用するのは難しいです。(スペイン語が話せる方であれば問題ないですが、スリなどの犯罪には気を付けてください。)
流しのタクシーは言語の問題以前に安全性の問題もあるので、ペルーでの生活に慣れていない方や、スペイン語に不安がある方は必ず配車アプリを利用しましょう。
配車アプリは、スマホからアプリで配車するときに行き先を入力するので、スペイン語が出来なくても目的地まで連れていってくれます。
しかし、利用する際はスペイン語で簡単な挨拶が出来るようしておきましょう。
レストラン
ペルーには世界的にも有名なレストランがいくつかあります。
そういった有名レストランには多くの外国人を訪れるため、英語が通じるでしょう。
しかし、町の食堂などでは英語メニューもなく、英語が通じないこと多いと思います。
ファストフードなど、若い従業員の方が接客してくれる店舗では簡単な英語は通じるかもしれません。
観光地
リマの観光地でであれば英語が通じるところも多いと思います。
また、クスコ(マチュピチュ)であれば英語ガイドはもちろんですが、日本語ガイドの方もいるのでスペイン語が全く話せない方でも楽しめると思います。
しかし、観光地といってもスーベニアショップやレストランでは英語が通じないところもあります。
スーパー・市場/病院
こういった日常的に買い物で利用するところのほとんどはスペイン語でのやり取りになります。
以前の記事で書きましたが、リマには英語で対応してくれる病院がいくつかあるようです。
また、日系人協会が運営する病院には、少し日本語を話せる医者在籍しているそうなので、スペイン語が話せない方はチェックしておきましょう。
基本的なスペイン語の挨拶
今回は簡単なスペイン語の挨拶をいくつか紹介します。
スペイン語の挨拶と簡単なフレーズ
●Hola(オラ)→やあ!
●Buenos días(ブエノス ディアス)→おはよう。
●Buenas tardes(ブエナス タルデス)→こんにちは。
●Buenas noches(ブエナス ノチェス)→こんばんは。/おやすみなさい。
●Gracias(グラシアス)→ありがとう。
●Chao(チャオ)→またね。
日本ではレストランやスーパーのレジなどで「こんにちは」と挨拶することはあまりありませんが、こちらではごく普通のことです。
無言でいると印象が悪くなるので、挨拶をするように心がけておきましょう。
・スペイン語が全然わからないのに勢い良く話しかけられた場合
→No hablo español.(ノ アブロ エスパニョール)→私はスペイン語を話せません。
たまに道端で話しかけてくる人がいますが、怪しいと思ったり、面倒な場合はこう言って立ち去りましょう。
・相手の話すスピードが早くて聞き取れない場合
→¿Puede hablar más despacio, por favor? (プエデ アブラール マス デスパシオ ポル ファボール)→もっとゆっくり話してください。
・レストラン、カフェ、買い物中に欲しい商品の写真や商品が近くにある場合
→(欲しい物を指差して)Esto, por favor.(エスト ポル ファボール)→これをください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ペルーでは特定の場所をのぞけばあまり英語が通じません。
必要でない方も中にはいると思いますが、長期滞在者やペルーへ移住される方はスペイン語の学習をした方が楽しく過ごせますし、緊急時にも素早く対応することが可能です。
始めは単語やカタコトでも理解しようとしてくれる優しい方も多くいるので、根気よく、少しずつスペイン語のレベルをあげていくとペルーでの生活をより楽しめると思います。
また、スペイン語が話せると、ペルーだけでなく南米のほとんどの国とスペインでもコミュニケーションが取れるのはスペイン語の大きなメリットです。
スペイン語が出来ない状態で移住される方も、是非、スペイン語の勉強をしてみてください。
それではChao! ¡Nos Vemos!