みなさん、こんにちは。ライターのYuiです。
オーストラリアへの移住を考えているみなさんは、
「オーストラリアのバスや電車のシステムってどうなっているの?」
「オーストラリアにはSuicaのようなI Cカードはあるの?」
「オーストラリアの電車やバスは時間通りに動いているの?」
といった疑問があるかもしれません。今回は、ライターYuiがメルボルンの交通事情についてご紹介したいと思います。
メルボルンの公共の交通機関について
メルボルンの公共交通機関は3つあります。
- バス
- 電車
- トラム
です。トラムとはいわゆる“路面電車”のことです。メルボルン中心市街地だと、トラムの利用は無料です。
オーストラリアの電車やバスは時間通りに動いているの?
よく、「時刻表通りに電車やバスが来るのは日本だけだ。」と聞いたことがあるかもしれません。
「オーストラリアの公共の交通機関は思ったほど悪くない」というのが私の印象です。
電車やトラムは事故等がなければ、比較的時間通りに来ます。遅れても5-10分程度です。
しかし、バスはかなりひどいです…
20-30分遅れは日常茶飯事です。特に夕方のラッシュアワーはひどい…
運行が突然キャンセルされるということもよくあります。そのため、時刻表ではあと5分で来るはずなのに、そのバスは運行していないので、次のバスが30分後に来るといったことがあります…
更に、よくストライキもあるため、事前に予告はあるものの、バスが全く運行されない日もあるので、とても困ります…
PTV(Public Transport Victoria)というアプリをダウンロードすることを強くお勧めします。
このアプリを使えば、目的地に行くための方法と、交通費、時刻表、Myki Cardのチャージ、次の電車・バス・トラムが後どれくらいで停留所に着くのか分かるといった便利な機能がたくさんあります。
メルボルンのバスサービスは不親切!
バスの悪口ばかりになってしまって申し訳ないのですが…
メルボルンのバスは、基本的に運転が荒いですし、運転手が爆音で音楽を聴いてることもあり、うるさいし、更に不便なのが、多くのバスで、次の停留所を知らせてくれないのです…
日本のバスではありえないですよね?車内アナウンスや電光掲示板で、次の停留所はどこなのか知らせてくれますが、メルボルンではこのようなバスはほとんどありません。
新しい車種のバスにはこのような機能がついているようですが、台数はかなり少ないです。
そのため、知らない場所にバスで行くときは、Google Mapをオンにして、降りたいバス停の直前で、ボタンを押して降車しなくてはいけないので非常に不便に感じてしまいます涙
メルボルンのバスとトラムの乗り方と降り方
なんと、日本のように、バス停にいたら、バスが停まってくれると思っていたら大間違い!
バスとトラムに乗るときは、停留所からヒッチハイカーのように手を振って、乗車する意思を伝える必要があるのです!
そして降りる際は、日本と同様に、降車したい停留所の直前でボタンを押します。
料金体系はどうなっているの?
日本では距離によって交通費が変わりますよね。隣の駅に行くのと、電車で30分かかるところに行くのとでは料金が違いますよね。
しかしメルボルンでは異なります。
メルボルンの交通機関は時間別の定額制
1日で料金が設定されており、決まったゾーンの中であれば、電車、バス、トラム、全て乗り放題ということになります。
メルボルンの交通機関は、距離に応じて2つのゾーンに分かれています。
メルボルンCBD周辺がゾーン1,CBD周辺の郊外がゾーン2となります。料金体系はゾーン1+2, ゾーン2の2種類になります。
更に、2時間乗り放題か1日乗り放題で金額が更に変わってきます。
同じ日で、何度乗り換えをしても、1日料金以上の料金が請求されることがありません。
メルボルンの交通機関の料金表
それぞれの料金体系は以下の表の通りです。
基本的には電車・バス・トラム全ての公共の交通機関に適用されます。
しかし、電車の場合は、ビクトリア州郊外に行くための電車V/ Lineがあるのですが、V/ Lineについては、この料金体系には当てはまりません。追加での料金の支払いが必要になるので気をつけてください。
割引料金とは学生さんやシニアの方に対する割引のことを指します。
2時間料金 | ゾーン1+ゾーン2 | ゾーン2のみ |
通常料金 | $4.40 | $3.00 |
割引料金 | $2.20 | $1.50 |
1日料金 | ゾーン1+ゾーン2 | ゾーン2のみ |
通常料金 | $8.80 | $6.00 |
割引料金 | $4.40 | $3.00 |
オーストラリアにはSuicaのようなI Cカードはあるの?
はい、あります。Myki Card (マイキーカード)と呼ばれるICカードがあり、電車・バス・トラム全ての公共の交通機関で使うことができます。
Myki Cardは駅や、セブンイレブンで購入・チャージすることができます。
電車・バス・トラムそれぞれ乗車時と降車時にピッとカードリーダーにカードをタッチします。
Myki PassとMyki Moneyの違い
Myki Passは定期券のようなものです。一週間で5日以上公共の交通機関を活用する場合は、こちらを使った方がお得でしょう。
28日から1年分の購入が可能で、活用するゾーンや購入期間等によって金額が変わります。
Myki Moneyは使った運賃分だけ使用する度に引かれるものです。時々チャージする必要があります。
おわりに
オーストラリアに移住すると考えた際に、公共の交通機関について知っておくことはとても大切なことです。
正直、日本よりも不便で不親切だと思うことは多々ありますが、公共の交通機関を利用していて、不安や恐怖を感じたことが一度もなく、日常生活には必要不可欠で、安心して使えます。
これらの情報が皆様のお役に立てたらと強く願います!