こんにちは!
メキシコ在住ライターのGomariです。
筆者のメキシコ生活も早いもので一年半が過ぎ、メキシコ人のお友達も増えました。
そして、彼女たちとよく遊んでもらうのですが、その際、彼女たちの生活スタイルに何かと驚いたり、時には戸惑ったりすることが多々あります…。
ここまで言われると、「メキシコ人の生活スタイルって一体どんなものなの?」「日本人とそんなに違うものなの?」と気になりませんか?気になりますよね!
そこで本日は、日本とは異なる、メキシコ流生活スタイルの一部についてお話しします。
遅くて長いランチタイム
筆者がメキシコに来て一番最初に驚いたのが、ランチタイム。
日本では大体12時からというイメージではないでしょうか。
また、職場や学校ではお昼休憩は1時間程度が一般的ですよね。
他方、ここメキシコでは、大体14時からがランチタイムです。
しかも、お昼休憩は少なくとも1時間半というのが一般的です。
メキシコに来た当初、こうした時間の感覚を知らずに「少し早めだけどランチをしよう。」と思って11時頃に街に出たところ、レストランはまだどこも開店準備中、かろうじて空いているカフェも、オーダーできるのは朝食メニューのみということがありました。
ちなみにそのカフェで「ランチメニューは何時からオーダーできるの?」と聞いたところ、「14時からだよ。」という答えをもらい、腹ペコだった筆者は膝から崩れ落ちたのをよく覚えています。
ただ皆さん、安心してください。
食いしん坊の多いメキシコでは、朝食メニューでもガッツリヘビー級なお料理が少なくありません。
例えばこちら、メキシコ伝統朝食「チラキレス」。
小さく切ったトルティージャを揚げたものに、チキン・目玉焼き・アボカド・玉ねぎ・トマト等の好きな具材をたっぷり乗せて、上に辛いソースをかけて、最後にチーズを思いっきりかけたお料理。
写真のチラキレスには、左手に「フリホーレス」という豆のペーストが添えられています。
とっても美味しいのですが、ボリュームもカロリーも超ヘビー級です。
メキシコでは13時頃まで朝食メニューを提供しているレストランやカフェが多いので、筆者はよく、こうしたメキシコ伝統朝食を12時頃にランチとして食べています。
そして、さらに驚きなのが、メキシコ人はランチタイムがとても長く、週末のレストランなんかでは、17時頃まで大勢でワイワイしながら昼食を食べている姿をよく見かけます。
メキシコ人のお友達と週末に遊ぶ約束をすると、「じゃ、レストランに16時集合ね!」と言われることがあり、「これは遅めのランチなのか、あるいは早めのディナーなのか…。」といつも戸惑います。
週末は朝までパーティー
金曜日や土曜日はとにかく朝までパーティーです。
誰かのお家に集まって、部屋の中でも庭でもベランダでもどこでも大音量で音楽をかけて、一晩中お酒を飲んで騒いで踊り明かします。
夜中1時頃に「そろそろ帰ろうかな…。」なんてつぶやけば、メキシコ人のお友達から「何を言っているの!?まだパーティーは始まったばかりじゃない!さぁ、楽しもう!!」と、鼓舞されます。
誕生日などの特別な日には、マリアッチ(バイオリンやギター、トランペット、アコーディオン等の演奏者から成る10名くらいの音楽隊のことで、メキシコでは伝統的かつポピュラーな存在です。)を家に呼び、演奏してもらうことが多いです。
日本では考えられないですよね。自宅に音楽隊を呼んで、家の外にまで響き渡る大音量で生演奏してもらうだなんて…。
「近所迷惑なのでは?」「お隣さんから苦情がくるのでは?」と、初めは大変心配していたのですが、メキシコではこうしたパーティーが一般的なので、当たり前だとかお互い様だという認識なのか、誰も苦情なんて言いに来たことがありません。
最近では、筆者自身も、近所で朝まで大音量パーティーが開催されていても、「ま、メキシコではよくあることだしな。」「私もたまに同じことやっているしな。」と思うようになり、苦情を言うなんていう気持ちにはなるどころか、「どうぞ楽しんでね〜。」と思うようになりました。
そして、そうした大騒音の中でも、気にせずぐっすり眠れるようになりました。
日本にいた頃は、近所の夜間工事の音なんかが少しでも聞こえてくると眠れなかったことを思うと、かなりの成長というか、いい意味での鈍感力を身に付けたなぁと思っています。
メキシコで生活する上では、かなりのおおらかな心や鈍感力が必要になってくるところ、郷に入っては郷に従えという訓えをきっちり果たせていると、しみじみ思います。
最後に…
いかがだったでしょうか。
本日はメキシコ人の生活スタイルについてお話ししました。
日本との違いがあって面白いですよね。
きっと皆さんも、実際にメキシコに来られた際には、もっとたくさんのメキシコ流生活スタイルを目の当たりにして、驚いたり、時には戸惑ったりされるのではないかと思います。
しかし、それも異国の地でしか経験できない貴重なものです。
ぜひ楽しみながら、受け入れていってほしいです♪
それではまた。