移住先人気1位!多民族国家のマレーシアってどんな国?

こんにちは、りんまです。

私は現在、将来の自分の移住先を探す東南アジアバックパッカー旅に出ています。

東南アジアでのバックパッカー旅行は人生で3回目なのですが、今回は将来子育てするならどこがいいか?

経済や治安や言語の問題はなさそうか?という目線で各国を回っています。

一週間でシンガポール、マレーシア、タイをぐるりとしてきましたが

マレーシアは日本人にとって格別に住みやすそうだと感じました。

これまでも5回ほどマレーシアを訪れましたが、外国人としての疎外感がなく居心地がいいです。

その理由として、マレーシアは大きく分けて3つの民族が共存している多民族国家であるということが挙げられます。

単一民族国家の日本に住む私たちは、多数の民族が共存している国ってなかなかイメージがつきにくいですよね。

今回は「多民族国家のマレーシアってどんな国?」というポイントに絞ってマレーシアの魅力をお伝えします。

マレーシアは主に3つの民族で構成されている国

ここでは、「マレーシア人」をマレーシア政府が発行したIDカードを持ち、パスポートの取得権を持つ人と定義付けます。

マレーシアには大きく分けてマレー系・中華系・インド系の民族が共存しています。

さらに、少数ですがカダザン族、バジャウ族、イバン族の他にオランアスリと呼ばれる先住民族もいます。

”マレーシア”という名前の通り、一番人口が多いのはマレー系の人々で、人口の約70%を占めています。

次に多いのが中華系民族で約25%、インド系は約7%です。

どうやってコミュニケーションを取るの?

多民族国家と聞いて気になるのが言語の問題ですよね。

アメリカ、カナダ、オーストラリアなども移民の多い国ですが、

主に公用語の英語でコミュニケーションを取っていると容易に想像できます。

ではマレー系、中華系、インド系が混在しているマレーシアはどうなのでしょうか。

共通言語は英語

基本的には公用語はマレー語です。

首都のクアラルンプールでは英語も公用語と言っていいほど通じますが、”準公用語”や”共通語”と位置付けられています。

しかし、ビジネスシーンにおいては余程ローカル色の強い職場でない限りは、一般的に英語が使用されています。

電話、チャット、会議、面接なども全て英語で行われるので、コミュニケーションレベルの英語ができれば

日本人も比較的簡単に仕事を探すことができます。

民族ごとにそれぞれの共通言語を使用している

それぞれ特徴の異なる多民族が混在しているため、他言語が母語である人とコミュニケーションを取るために

英語を話せる人が多いですが、家族や友人など、同種民族同士で話すときは自分達の言語でコミュニケーションを取ります。

▼マレー系

マレー語・英語

▼中華系

中国語(福建語、北京語、広東語など)・マレー語・英語

▼インド系

タミル語(ヒンディー語)・マレー語・英語

 

といったように、公用語のマレー語と共通語の英語に加えて自分達の母語を話す人が多いです。

しかし、例えば中華系の人で「祖父母しか中国語は話せない」「自分は英語とマレー語だけで教育を受けた」という方もいます。

マレーシア人は相手に合わせて言語を使い分ける

前述の通り、マレーシア人は基本的に2~5種類の言語を瞬時に切り替えて生活しています。

中華系同士で中国語で話していたところにマレー人が来たら会話は一瞬でマレー語に切り替わります。

さらに、そこにインド系や外国人が加わると英語に切り替わるのです。

そういうコミュニケーションの取り方を幼少期からやっている人が多いので、

日本人も外国人としての疎外感を感じず早々に馴染める傾向にあります。

中華系の多い街やエリアなどでは、日本人や韓国人などの黄色人種を見かけると当然のように中国語で話しかけられることもあるため

中国語ができた方が便利ですが、英語だけで仕事をしたり子供を学校に通わせて、日常生活を送ることは全く問題ありません。

ただ、もっとローカルに馴染みたい!と思ったら、マレー語と中国語も勉強してみるともっと楽しむことができます。

多数の文化が入り混じるマレーシア

マレー系民族が大多数を占めるマレーシアですが、中華系民族、インド系民族の文化も尊重されています。

右に漢字だらけの中華料理屋さん、左は難読文字の看板が掛かったインドカレー屋さん‥というふうに

それぞれの文化が入り混じる環境も非常に魅力的です。

10月末は「ディパバリ」と呼ばれるヒンドゥー教のお祭りがあり、民族関係なくみんながお祝いをしていました。

中華系の「チャイニーズニューイヤー(旧正月)」や、マレー系のラマダーン明けのお祭り「ハリラヤプアサ」は

日本人でも聞いたことがある人もいると思います。

民族が異なれば当然宗教や文化も異なり、それぞれのお祭りを尊重するため祝日に設定されています。

マレーシアに住むと、日本では見えなかった宗教観や価値観を学ぶことができ

自然とグローバルな目線で物事を考えられるようになるのも魅力的です。

まとめ

いかがでしたか?

「いろんな文化や言語が入り混じるなんて、想像つかないし怖い」と思っていた方も

マレーシアを魅力的に感じてくださったのではないでしょうか。

マレーシアは治安も比較的良く、いろいろな食べ物がありリゾート地も多数ある大きい国なので長期でいても飽きずに楽しめます。

移住先をどこにするか迷っている方は、ぜひマレーシアも検討してみてくださいね。

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