世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で住宅の建設戸数が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で住宅の建設戸数が多い国トップ10を予想してみてください!
日本は戸建てでもマンションでも新築物件が人気で次々と新しい物件が建っていますが、一体世界と比較するとどれくらい多いのでしょうか?
世界で住宅の建設戸数が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 建設戸数(戸) |
1位 | アメリカ | 1,352,000 |
2位 | ロシア | 1,076,000 |
3位 | 日本 | 942,370 |
4位 | トルコ | 731,537 |
5位 | フランス | 381,600 |
6位 | ドイツ | 293,002 |
7位 | イギリス | 243,770 |
8位 | ポーランド | 221,978 |
9位 | メキシコ | 210,809 |
10位 | カナダ | 198,636 |
出典1:OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development )
出典2:GLOBAL NOTE
(※2020年データ)
世界で住宅の建設戸数が多い国1位はアメリカです。
ちなみにアメリカは総住宅戸数ランキングでも1位となっており、新築物件がどんどん増えてトータルの家の数でも世界ダントツです。
総住宅戸数ランキングと空き家率ランキングを下記の記事でご紹介しています↓
上位の国はヨーロッパ諸国が中心
住宅戸数が多い国の2位~10位の国をみてみると、ヨーロッパの国が多くランクインしています。
トップ10のうち6ヶ国がヨーロッパの国です。
ヨーロッパでは中古物件を大切に扱う文化があり、中古物件の流通も多いですが、新築物件の建設も比較的活発なようです。
※新築物件が多いのではなく、建替えと改築の件数が多い可能性もあります。
日本は3位
日本は3位で住宅建設戸数は942,370戸です。
空き家ランキングの記事でも述べましたが、日本は毎年約100万戸の住宅を新設しつつ50万戸の住宅を解体しているため、年々総数は増えています。
日本人は新築好きな国民性のため、空き家問題に直結していても資金的に可能であれば中古物件よりも新築物件を購入する人が多いようです。
日本はこの先、人口が減少していくことがほぼ確定しているため、移民の受け入れや出生率の上昇などの要素がなければ必然的にさらに空き家は増えていくでしょう。
住宅の建設戸数が多い国11位~20位
11位~20位の国のランキングも参考までに記載しておきます。
※10位の南アフリカ共和国の住宅戸数が198,636戸ですが、11位~20位の国の住宅戸数は189,163戸~48,771戸です。
11位:オーストラリア
12位:コロンビア
13位:チリ
14位:オーストリア
15位:オランダ
16位:ルーマニア
17位:スペイン
18位:スウェーデン
19位:スイス
20位:南アフリカ共和国
(番外編)住宅の建設戸数が多い国21位~38位
コメントにて20位以下のランキングも知りたいとご要望がございましたので追記します!
21位:フィンランド
22位:チェコ
23位:ニュージーランド
24位:ノルウェー
25位:デンマーク
26位:アイルランド
27位:スロバキア
28位:ポルトガル
29位:ハンガリー
30位:ルーマニア
31位:コスタリカ
32位:ブルガリア
33位:エストニア
34位:ルクセンブルク
35位:キプロス
36位:スロベニア
37位:ラトビア
38位:アイスランド
※21位のフィンランドの住宅戸数が40,800戸、38位のアイスランドが3,033戸という水準です。
まとめ
世界で住宅の建設戸数が最も多い国はアメリカでした。
上位の国はヨーロッパ諸国が中心で、先進国と呼ばれる国が多くランクインしていますが、20位まで見てみると、南米のコロンビアやチリ、アフリカの南アフリカ共和国もランクインしている点が注目でしょうか。
日本は世界3位で建設戸数が多いことがわかりますが、建替えや改築よりも新築物件の着工件数が多いことが推測できます。
日本は戸建ても多い国のイメージですが、近年はタワーマンションなどの大型マンションの乱立が目立ちます。
次回の記事では、住宅戸数に対する一戸建ての比率のランキングをご紹介します。