世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で天然ガスの生産量が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で天然ガスの生産量が多い国トップ10を予想してみてください!
世界で天然ガスの生産量が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 生産量(百万㎥) |
1位 | アメリカ | 914,621 |
2位 | ロシア | 638,490 |
3位 | イラン | 250,786 |
4位 | 中国 | 194,014 |
5位 | カタール | 171,319 |
6位 | カナダ | 165,195 |
7位 | オーストラリア | 142,516 |
8位 | サウジアラビア | 112,100 |
9位 | ノルウェー | 111,454 |
10位 | アルジェリア | 81,456 |
出典1:BP
出典2:GLOBAL NOTE
(※2020年データ)
世界で天然ガスの生産量が多い国1位はアメリカです。
これは予想通りと言ったところでしょうか?
アメリカはシェール革命により2006年頃から技術革新により安価にシェールガス(天然ガス)を採掘できるようになったため、それ以降は天然ガス産出量は劇的に増加しています。
上位の国は中東諸国が中心
2位~10位の国をみてみると、イラン、カタール、サウジアラビアなど中東諸国が3ヶ国もランクインしています。
石油の生産量と同様に、天然資源が多い国では天然ガスの生産量も多い傾向にあるのはある意味イメージしやすいかもしれません。
・【世界の原油ランキング】世界で1日あたりの原油の生産量が多い国トップ10!1位はやっぱり中東諸国?日本は?
日本は何位?
日本は世界でランキング外です。
1位の米国の天然ガス生産量が914,621百万㎥なのに対し、49位のイエメンでは102百万㎥程度となっていますが、50位以下の国は数値が小さくて今回参考にした統計データには順位が掲載されていませんでした。
日本にも秋田県の「八橋油田」や新潟県の「阿賀沖油ガス田」など少数ではありますが、天然資源の採掘箇所があります。
しかし、基本的には世界からの輸入に依存している状況であるのは承知の通りです。
ランキング11位~20位
日本がランキング外であったため、11位~20位の国もおまけにご紹介しておきます。
11位:マレーシア
12位:インドネシア
13位:トルクメニスタン
14位:エジプト
15位:UAE(アラブ首長国連邦)
16位:ナイジェリア
17位:ウズベキスタン
18位:イギリス
19位:アルゼンチン
20位:オマーン
ここでは、アジア諸国やアフリカ諸国が中心にランクインしています。
まとめ
新型コロナウィルスの影響や、ロシアによるウクライナ侵攻問題などで天然ガスの確保について各国が改めて真剣に考えるタイミングが来ています。
日本でも、資源高騰によるガソリン代の値上げや食料品の値上げなど身近な所でもその影響を感じることが多くなってきました。
日本は給料は上がらないのに物価だけどんどん上がっているという他国ではありえないような状況が続いていますが、世界のどういうところに資源があって、どういう背景があって日々の生活に影響を与えているのか・・・など色々考えてみると新たな発見もあって面白いと思いますよ♪