世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で天然ガスの輸出量が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で天然ガスの輸出量が多い国トップ10を予想してみてください!
天然ガスの生産量・埋蔵量・輸入量の3つのランキングも併せてご覧ください↓
・【世界の天然ガス生産量ランキング】世界で天然ガスの生産量が多い国トップ10!1位はアメリカ?ロシア?日本は?
世界で天然ガスの輸出量が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 輸出量(百万㎥) |
1位 | ロシア | 256,305 |
2位 | アメリカ | 131,852 |
3位 | カタール | 126,750 |
4位 | ノルウェー | 110,144 |
5位 | オーストラリア | 100,460 |
6位 | カナダ | 76,094 |
7位 | オランダ | 42,828 |
8位 | アルジェリア | 42,667 |
9位 | トルクメニスタン | 38,224 |
10位 | マレーシア | 35,979 |
出典1:EIA(U.S. Energy Information Administration )
出典2:GLOBAL NOTE
(※2019年データ)
世界で天然ガスの輸出量が多い国1位はロシアです。
ロシアは天然ガスの生産量で第2位、埋蔵量で第1位の国ですので、輸出量が1位なのは納得の結果です。
上位の国はバラバラ、アメリカが2位にランクイン
2位~10位の国をみてみると、大陸別で見ても経済規模で見ても、色んな国がランクインしています。
天然ガスの生産量、埋蔵量、輸入量すべてにランクインしていたアメリカが輸出量でも第2位にランクインしています。
ちなみに中国はトップ10に入っておらず、35位となっています。
アメリカの天然ガスの輸入と輸出どちらも多い理由とは?
統計データを見ていると不思議に思ったことはないでしょうか?
天然ガスに限らず、他の資源や食料などでも似たような現象がしばしば見受けられます。
「国内の消費分よりも国内での生産量が多く余ってしまうため海外へ輸出している」と考えるのが普通ですが、なぜか輸入もたくさんしているというパターンです。
これはあくまで推測ですが、下記の3パターンくらいが考えられるのではないでしょうか?
③に関してですが、(天然ガスの場合はよく分かりませんが)例えば食料の場合、同じ米、小麦でも生産地によって質や味が違うので、単純に余っているから輸出して海外の物をまったく輸入しない!なんてことはないですよね~?
実際に日本でも海外から輸入された食料などがたくさん売られています。
日本は何位?
日本は世界で56位です。
56位といっても58位以下は輸出量0の国がずらりと並んでいるためほぼ最下位と変わりありません。
参考にした統計データを見ると、ほんの少し日本も天然ガスを輸出しているようですが、実質0と考えておいて問題なさそうです。
ランキング11位~20位
天然ガスの輸出量ランキング11位~20位の国もおまけにご紹介しておきます。
11位:ナイジェリア
12位:インドネシア
13位:トリニダード・トバゴ
14位:イラン
15位:カザフスタン
16位:ミャンマー
17位:オマーン
18位:ウズベキスタン
19位:ボリビア
20位:アゼルバイジャン
ここでは、中央アジア諸国や中東諸国などが中心にランクインしています。
まとめ
天然ガスの輸出量に関してはダントツでロシアが1位です。
また、アメリカが天然ガス(LNG)の生産力を伸ばしていて輸出国としても2位にランクインしていたのがわかりました。
世界の貿易関連の統計データを見ていると今回のアメリカのように、生産量・輸出量・輸入量すべてにおいて上位にランクインしていることがあったりするので、どういう理由や背景でそうなっているのかを考えると面白いですよね!