こんにちは。ペルー在住のRyotitaです。
みなさんは、日常生活の中で”ペルーと日本”にはどのような違いがあると思いますか?
ペルーと日本はほぼ地球の反対に位置していて、言語も違えば人種も文化もまったく違う国なので、日本と違うことは山ほどあります。
その中でも、在住者の私がこれまでのペルー生活で「日本にはなかなか無いな」、「日本とは違うな」と感じたものを5つ紹介していこうと思います。
1.運転が荒い
まずは”運転の荒さ”です。
間違いなく日本より交通マナーが悪いと感じます。
治安があまり良くないペルーですが、防犯対策だけでなく運転の荒い車にも注意してください。
もちろんペルーにも交通ルールは存在しますが、ルールやマナーを守らない人も多いです。
”車間距離を取らない”、”すぐクラクションを鳴らす”、”無理やり車線変更をする”などです。
タクシーなどの客を乗せている車でも、平気で猛スピードで走ります。
ペルーでは、横断歩道で歩行者側の信号が青になっても、車が完全に停車するまで待つ方がいいでしょう。
2.大音量の音楽が流れるバス!?
この車は”Combi”(コンビ)と呼ばれる小型のバスです。
乗車賃が安く、ペルーの庶民の大切な移動手段のCombiですが、基本的には運転が荒いです。
Combiには”Cobrador”(コブラドール)と呼ばれる人が乗っており、前の席から順番に行き先を聞きにくるので、行き先を告げるとともに乗車賃を払います。
また、停留所に着くとCobradorは行き先が書かれた小さなプレートを掲げ、大声で行き先を言い、バスを探す乗客に伝えます。
運転手の趣味なのかはわかりませんが、車内には青い蛍光灯を付け、”クラブ”のような装飾を施し、”Reggaeton”と呼ばれる音楽を大音量で流しながら走っているCombiもありました。
多くの人が利用するラッシュの時間帯はスリが現れることもあるので注意が必要です。
Combiはかなりのスピードを出す運転手が多いので、初めて乗った時は、まるで何かのアトラクションに乗っているような気分でした。
日本では出来ないないことを体験したい方は、是非、Combiに乗ってみてください。
3.接客の違い
日本では”お客様は神様”と言われることがあり、コンビニ、ファミレス、さらには役所でも丁寧に対応されることがあります。
こちらではそういった言葉はなく、客も接客する側も対等。
例えば日本のコンビニで、1つのレジに列ができている場合、他に従業員がいるならばもう1つのレジを開けて対応することは普通ですよね?
しかし、こちらでは列ができていても、1つのレジで対応するだけで、待たされることは普通です。(他の従業員はマイペースに自分の仕事をしたり、会話をしていたり。)
もちろん日本のように「お待たせしました。」という言葉もありません。※
安いレストランやコンビニなどでは、ミスをしても謝らない人も少なくはありません。
高級レストランやホテルはわかりませんが、日常の中で日本のようなレベルの高い接客を目にすることは滅多に無いでしょう。
(※あくまで”日本との違い”の例として挙げているだけで、私自身はコンビニで待たされたくらいで謝ることが必要だとは考えていません。)
4.宅配便が届かない!?
これは実際に私が宅配便で物を送った時のことです。
数日で届くと言われていたの荷物ですが、1週間近く経っても届きませんでした。
しかし、荷物の追跡番号を調べると、宅配会社の倉庫から持ち出されては倉庫に戻るというのが3日ほど続いていました。
そこで宅配会社に電話すると、「おそらく送り先の地域の治安が悪いので、ドライバーが行きたがらないのかもしれない。」と言われました。
その数日後に無事に荷物は届きましたが、予定通りに届かなかった理由が日本ではありえないことだったので、すごく驚きました。
5.露天商が多い
これはペルー全土というわけではありませんが、露天商がいる地区も各地にあります。
そういったところでは、フルーツや野菜等の食料品をはじめ、洗剤、おもちゃ、衣服、なども売られています。
また、食べ物の屋台があったり、古いテレビのリモコンや電気ケトル等、どこから集めて来たのかわからない物を売っている人もいます。
日本では日常的に食べ物の屋台を目にすることは滅多になかったので、初めてペルーに来た時はお祭り気分で楽しくなりました。
ただ、場所によってはマフィアが仕切っている土地で露天商が商売を出来るようにする代わりに、露天商がマフィアにみかじめ料を払うというケースもあります。
それでも店舗で買うよりも露天商から買う方が安いことが多いので、露天商から購入してしまう人が多いのが現状です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本当はまだまだ違うと感じることはあるのですが、特に日本との違いを感じたのが以上の5つです。
海外で暮らすと日本との違いを発見できるので楽しいです。
その反面、人によっては慣れない文化や習慣などがあるかもしれません。
しかし、海外で暮らすには避けて通れない道。
海外移住を考えている方には、「郷に入っては号に従え」という言葉通り、他国の文化に適応する力も大事になってくると思います。
移住先として興味のある国がある方は、その国の文化や習慣が自分に合っているか調べてみるのがいいでしょう。
それでは…Chao! ¡Nos vemos!