【世界の銅の生産量ランキング】世界で銅の生産量が多い国トップ10!新型コロナとロシアのウクライナ侵攻の影響で銅の価格が過去最高に?

世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で銅の生産量が多い国のランキングをご紹介します。

ランキングを見る前にまずは世界で銅の生産量が多い国トップ10を予想してみてください!

2022年3月8日の執筆時点では、新型コロナウィルスやロシアのウクライナ侵攻により、金や石油などの天然資源が高騰しており、銅にも注目が一層集まっています。
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銅は2021年5月10日に1トン当たり1万747.50ドルの史上最高値をつけましたが、2022年も高い水準を維持した状態が続いています。ロシアのウクライナ侵攻の状況によっては過去最高値を再び更新する可能性があります。
銅の生産量が多い国として有名なのは南米諸国やアフリカ諸国だというのは有名でご存知の方も多いと思いますが、天然資源関連で常に上位に顔を出すロシアや中国、アメリカ、オーストラリアなどもランキングに入っているのか注目してみてください。

世界で銅の生産量が多い国トップ10

ランキング 国名 生産量(トン)
1位 チリ 5,831,600
2位 ペルー 2,436,950
3位 中国 1,591,000
4位 コンゴ民主共和国 1,225,607
5位 アメリカ 1,220,000
6位 オーストラリア 920,000
7位 ザンビア 854,100
8位 ロシア 751,400
9位 メキシコ 751,000
10位 インドネシア 651,071

出典1:USGS(United States Geological Survey)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2018年データ)

世界で銅の生産量が多い国1位はチリです。

2位のペルーとは約2倍、3位の中国とは約4倍くらいの差がありますのでダントツ1位といっても過言ではないでしょう。

銅は加工がしやすく熱伝導性や耐食性も高いため身近な日用品によく使用されています。

具体例を挙げると、鍋やフライパンなどのキッチン関連用品、テレビやパソコン、エアコン、冷蔵庫などの家電製品があります。

現時点で、新型コロナウィルスやロシアのウクライナ侵攻の影響で「天然ガス」や「石油(原油)」、「パラジウム」、「ニッケル」などの資源と同様に価格高騰が起きています。

上位の国は南米諸国、アフリカ諸国が中心

2位~10位の国をみてみると、アジアやヨーロッパ、北米、オセアニア、南米など様々な国々がランクインしていますが、チリやペルー、コンゴ民主共和国やザンビアといった国が特徴的です。

チリやペルーは南米のアンデス山脈やプレートの影響で銅が取りやすい環境になっています。

また、コンゴ民主共和国やザンビアなどのアフリカ諸国にはカッパーベルトと呼ばれる銅山地帯があるのは有名な話です。

中国やアメリカ、オーストラリア、ロシアなどに関しては銅だけでなく、色んな天然資源のランキングで常に上位に入っていますので意外性はありません。

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とはいえ、2022年3月時点ではロシアのウクライナ侵攻問題が解決していないため、銅の生産量でも上位にロシアが入っていることが銅の価格を上昇させている一つの要因になっているかもしれませんね。

まとめ

銅は金や銀、プラチナなどのコモディティーの一種ですが、それほど投資の世界でも日常生活の中でも大きな話題になることはないと思います。

しかし、2022年は新型コロナウィルスやロシアのウクライナ侵攻の影響もあり、銅に対しても注目度が上がっているように感じます。

感染症や戦争など起きると、これまで当たり前だと思っていた平和な世界が変わってしまう可能性が大きいです。

身近に感じる変化の部分だけでなく、統計データなどの指標から客観的に変化を感じることができるようにしておくことも重要ではないでしょうか?

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