はじめまして!ライターのurahodakaです。
今は日本に住むごく普通の若者ですが、子ども時代はタイのバンコクで過ごしていました。
皆さんは、タイといえば何を思い浮かべるでしょうか?
引っ越しが決まった時点で小学生だった私は、「タイ=象とトムヤムクン」というイメージしかありませんでした。
なのでタイに来た当初は、その文化に「え、そうなの!?」と感じることの連続。
今回は、私がバンコクに来たばかりの時に驚いたことを、子どもなりの観点も交えてご紹介します。
①日本食レストランが多い
タイに来る前は、「辛いものしかないんじゃないか」「自分が食べられるものがあるのだろうか」と心配していました。
しかしいざ来てみると、結構な数の日本食レストランがあってびっくり。
居酒屋、本格的なそば屋、さらにはデリバリーの弁当屋まで・・・その種類はさまざまです。
私の感覚では、特にバンコクは日本のラーメン屋の激戦区だという印象を受けました。
タイ料理も麺類が豊富でラーメン文化が根付いているせいか、日本のラーメン屋はタイ人のお客さんにも人気があります。
タイの日本食はなんちゃって日本食?
でも、「日本食レストランといっても、タイ人好みの味なのでは?」と思っていませんか?
実はタイの日本食レストランは、日本人が食べても全く違和感のない味の店も多いです。
「なんちゃって日本食」のレストランが多かったのは過去の話。
最近では日本人がプロデュースする店も珍しくなく、本場の日本食をタイでも楽しめます。
私もタイに来て初めての食事は、日本の家庭料理の店で食べたのですが、お米も日本のものが使われており「日本の味だ!」と子どもながらに思いました。
日本人が集中するスクンビットエリアには、日本から出店している有名チェーン店もあります。
タイの食に不安を抱える人も、馴染みのある店があるとほっとしますよね。
②国歌を聴く機会が多い
日本で国家を聴く機会といえば、オリンピックや学校の入学式・卒業式ぐらいでしょうか。
一方タイでは、毎日国歌を聴く機会があります。
朝の8時と夕方6時に、公共施設やテレビ・ラジオの全チャンネルで必ず国歌が流れるからです。
街で国歌が流れ始めると歩いていた人も立ち止まり、曲が終わるまでは直立不動です。
この習慣に慣れないうちは、曲が終わって一斉に人が動き出す光景がシュールだなと感じていました。
タイの映画館では国王賛歌
また、タイには国歌とは別に、国王をたたえる「国王賛歌」もあります。
国王賛歌は国歌のように毎日流れる訳ではありませんが、これを必ず聴ける場所は映画館。
映画本編の前に予告編が流れるところまでは日本と同じですが、予告編が全部終わって本編が上映される直前に、毎回国王賛歌が流れるのはタイならではです。
座って予告編を見ていたお客さんも、国王賛歌が流れると全員起立し、静かに曲を聴きます。
私はタイでこの習慣に慣れすぎて、久しぶりに日本の映画館に行った時には、国王賛歌が流れないことにちょっと寂しさを感じました。
タイの映画館に行った時は、ぜひ体感してみてください!
③バスや電車で子どもが席を譲られる
私たち日本人は「バスや電車では、お年寄りに席に譲りましょう」と教えられてきましたよね。
しかしタイでは、なんと子どもが席を譲られることが多いんです。
タイでは子どもを大切にする文化が根付いているので、子どもがバスや電車で席を譲られることは日常茶飯事。
それに加え、「タイのバスや電車はかつて運転が荒かったため、安全のために子どもを座らせる習慣が広まった」という説もあります。
私もタイの電車で席を譲られることが頻繁にあり、始めのうちは困惑してしまったのを覚えています。
お年寄りの方に席を譲られた時は、内心「今まで教えられたことと違う!」と思ってしまいました(笑)。
もしお子さんがタイの電車やバスで席を譲られたら、あなたが男性の場合は「コップンクラップ」女性の場合は「コップンカー」と笑顔で「ありがとう」を伝えましょう!
まとめ
タイは旅行者にも人気なので、日本人にとって馴染みのある国かもしれません。
でも実際に住んでみると、タイ独特の文化や習慣、タイ人の温かい人柄をより肌で実感することができます。
日本に帰国してからも何度かバンコクを訪れていますが、街並みの変化が著しく、来るたびに新たな発見ができる場所です。
今後もタイでの発見や、タイの面白い文化についてご紹介するので、ぜひご覧いただけると嬉しいです!