メキシコの不動産・物件の家賃相場と人気居住エリア。メキシコシティとカンクンが人気?

こんにちは!

メキシコ在住ライターのGomariです。

前回メキシコでの物件探し事情についてお話ししましたが、いざ物件を探し始める前に、「いったいどのエリアに住めばよいのか?」ということも気になりますよね。

そこで本日は、日本人に人気の高い、メキシコのオススメ居住エリアについてお話ししたいと思います♪

人気エリアはどこ?

日本の約5倍の国土を持つメキシコ。

各地それぞれ文化や特徴を持って栄えており、どの地も大変魅力的ですが、そんな中でも日本人に特に人気なのが、世界的にも大変有名なリゾート地「カンクン」と、首都「メキシコシティ」です。

また、メキシコ在住日本人から人気が高いエリアは、メキシコシティ同様経済的役割の大きい「グアナファト」です。

カンクン

カリブ海で最も有名なビーチリゾートであるカンクン。

ハネムーンやバケーションで訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。

カンクンのメインエリアは大きく分けて「ホテルゾーン」と「セントロ」があり、「ホテルゾーン」はその名のとおり観光客向けホテルが立ち並ぶ海沿いのエリアで、ここに住んでいる日本人はあまりいません。

ほとんどの日本人は「セントロ」と呼ばれるダウンタウンの中の、以下のエリアに住んでいます。

カンクンは大変治安が良いとされていますが、それでもここはメキシコです。

こちらのエリアから外れてしまうと途端に雰囲気が変わり、治安が悪くなってしまうので要注意です。

カンクンのメイン産業は、言わずもがな「観光」です。

カンクンに住んでいる日本人のほとんどが観光業(日本人を相手としたダイビングインストラクターやツアーガイドなどが多いです。)に携わっており、単身の方もとても多いです。

そのため、カンクンではルームシェアという生活スタイルが主流となっています。

ただ、文化の異なる外国人とのルームシェアはトラブルもつきもの。

最初はルームシェアで節約し、仕事が軌道に乗って収入が増えてきたらアパートでの一人暮らしに移るという方も少なくありません。

上記エリア内アパートの平均的な家賃は、6000ペソ(約4万円程度/2023年3月上旬時点)です。

メキシコシティ

メキシコの首都であるメキシコシティは、ラテンアメリカを代表する経済の中心地であり、メキシコの大企業の多くが本社を構えるほか、世界中の企業が集まっています

駐在員や現地採用員として多くの日本人が住んでいます。

日本食料品店、日本食レストラン、日系ヘアサロン、日系マッサージ店などなど、日本人向けのお店がとにかく多くて、生活する上で困ることがありません

また、日本人学校やインターナショナルスクールもあり、子連れの方も安心です。

さらに、日本人医師・獣医師もたくさんいるし、日本語が通じる法律事務所・引越し会社・旅行会社などなどもあり、メキシコで生活しているということを忘れてしまうほどの充実ぶりです。

日本人が住んでいるエリアも複数あるので、それぞれ簡単にご紹介します。

ポランコ

1985年の大地震の後、地盤が固いことから人気となったエリアです。

ジムやプール付きのショッピングモール直結型高層マンションが立ち並んでおり、スクールバスも停まることから、就学児のいる家族連れに人気が高いです。

こうした高層マンションエリアの隣には、閑静な低層マンションエリアもあり、夫婦のみ世帯や単身者に人気です。

単身用、2人暮らし用、ファミリー用で家賃はかなり変わってきますが、だいたいの平均家賃は5万ペソ(約35万円程度/2023年3月上旬時点)です。

レフォルマ

メキシコシティのメイン通り沿いのエリアで、多くの会社がオフィスを構えており、日系商社や銀行、航空会社のほか、日本大使館も拠点を構えています。

そのため、通勤ラッシュを避けたいという理由で、単身者が多く住んでいます

平均家賃は3万5000ペソ(24万円程度/2023年3月上旬時点)です。

デルバジェ/ナポレス

日系自動車メーカーや保険会社など、複数の日系企業のオフィスが近いため、その会社に勤務する日本人が多く住んでいます。

2022年初旬に、日系食料品店やレストランなどが集まったショッピングセンターがオープンしたことで、さらに生活しやすくなったエリアです。

スクールバスのルートにもなっており、家族連れから人気です。

平均家賃は3万5000ペソ(約24万円程度/2023年3月上旬時点)です。

また、若者向けのルームシェア物件も多く、現地採用員の単身者からも人気です。

ルームシェアの場合は、ルームメイトの人数にもよりますが、1人家賃1万ペソ(7万円程度/2023年3月上旬時点)以下の物件もあります

サンタフェ

20年以上前に開発された郊外型の街で、高層マンションが多く立ち並ぶ、近代的な街並みのエリアです。

中心には大きな公園があり、比較的空気も綺麗で、未就学児連れ家族に人気です。

平均家賃は4万ペソ(約28万円程度/2023年3月上旬時点)です。

グアナファト

「メキシコで一番美しい」とも言われるコロニアル建築の街並みが特徴的で、ユネスコ世界遺産にも登録されており、国内外から多くの観光客が訪れるエリアです。

特に日本人に人気の居住エリアは、州最大の都市である「レオン」。

日本国領事館があるのもここ「レオン」で、多数の日系自動車メーカーの工場もあり駐在員が多いです。

日本人学校もあるのでお子様連れでも安心ですし、なにより、日本食材店や日本食レストランが多いのが人気ポイント。

また、ショッピングモールや現地スーパーが点在しているので買い物にも困らないですし、国際空港もレオン中心地から約15kmのところにあるなど、とても生活しやすいです。

「レオン」は大きく分けて「北部」と「南部」があり、いずれも家賃相場は2万ペソ(14万円程度/2023年3月上旬時点)です。

「北部」は閑静な住宅街が広がり、物件はアパートやゲートコミュニティの一戸建てが多いです。日本人の子どもも多く通う英語とスペイン語のバイリンガルスクールのあるエリアです。

「南部」はアパートの空きが少ない傾向にあるため、単身でもゲートコミュニティの一戸建てに住むことも少なくないようです。商業施設が充実しているエリアです。

最後に

本日は、メキシコのオススメ居住エリアについてお話ししましたが、いかがだったでしょうか。

それぞれエリアごとに特徴・特色があるので、ご自身に合ったエリアを探してみてくださいね♪

ただし、どのエリアを選ぶとしても、必ず「安全」にだけはこだわってください!

それではまた。

Adiós!

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