【世界の電力消費量ランキング】世界で電力消費量が多い国トップ10!電力需給の逼迫警報が出された日本は何位?

世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で電力消費量が多い国のランキングをご紹介します。

ランキングを見る前にまずは世界で電力消費量が多い国トップ10を予想してみてください!

2022年3月22日の執筆時点では、ロシアのウクライナ侵攻が継続中ですが、その影響もあり天然資源の高騰が続いています。
そして、同日、日本では「電力需給逼迫警報」が出され、送配電会社の東京電力パワーグリッドが全国の電力大手7社から最大141・78万キロ・ワットの電力融通を受けると発表しました。
電力会社から一般家庭へ節電の呼びかけが行われていますが、すでに電気代やガス代、ガソリン代などの値上げも起きており、本格的に一般家庭への影響が大きくなってきています。
日本は人口も比較的多く、電力消費が多いようなイメージもあると思いますが、世界各国と比べてどの程度の水準なのでしょうか?

世界で電力消費量が多い国トップ10

ランキング 国名 電力消費量(TWh)
1位 中国 6,875.09
2位 アメリカ 3,989.57
3位 インド 1,229.39
4位 ロシア 943.08
5位 日本 940.15
6位 カナダ 552.79
7位 韓国 539.98
8位 ブラジル 533.85
9位 ドイツ 517.30
10位 フランス 449.24

出典1:EIA(U.S. Energy Information Administration )
出典2:GLOBAL NOTE
(※2019年データ)

世界で電力消費量が多い国1位は中国です。

2位と3位のインドとアメリカと比較してもダントツで消費量が多いことがわかります。

もちろん中国は世界で一番人口が多い国ですので総合的な電力の消費量は多くなって必然ですが、同じくらいの人口を抱えるインドと比べても約5倍の電力を消費しているのは衝撃的です。

上位の国は先進国が中心?

原子力発電の割合が高い国の2位~10位の国をみてみると、先進国と呼ばれている国々が多く占めることがわかります。

基本的に電力消費量が多い国の傾向として、人口が多い国か経済水準の高い国と言えるでしょう。

電力消費量が多い国11位~20位

原子力発電の割合が高い国の11位~20位の国も参考までに記載しておきます。

11位:フランス

12位:サウジアラビア

13位:イギリス

14位:メキシコ

15位:イラン

16位:台湾

17位:トルコ

18位:インドネシア

19位:スペイン

20位:オーストラリア

11位~20位の国を見てもヨーロッパ諸国が中心です。

日本は5位

日本は世界で5位です。

日本は人口が1億人以上でGDPでも世界3位の経済大国ですので、電力消費量が世界5位というのは妥当と言えるかもしれません。

日本は2050年までにカーボンニュートラルを実現するという宣言をしましたが、現時点では電力発電のうち75%程度を火力発電に依存しています。

今後、天然資源の高騰問題や地球温暖化問題に対して、再生可能エネルギーの発電割合を高めていく必要性がありますが、現時点ではまだ20%程度にとどまっています。

まとめ

2022年3月22日、電力需給逼迫警報が出され、家庭においても節電が呼びかけられました。

家庭で節電できることといえば、エアコンの暖房の温度を20度程度に設定、フィルターの清掃、室外機の整理、無駄な電気を使わない・・・等、様々ですが、今後は電気代やガス代などが値上がりする傾向にあるため、仮に電力の供給が逼迫していなくても節電していくに越したことはありません。

パパ

日本は電力消費量が世界5位にランクインしており、地震も多いため、今後発電方法の見直しがより重要になってくるかもしれません。

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